塾には大まかに分けて、集団授業の塾と個別指導の塾があります。それぞれの良さがありますから、これから塾を探そうという方は参考になさってください。

 

●集団授業の塾

 20名前後の定員のことが多いようです。ポイントは、①講師がプロかアルバイトか、②生徒の分け方は学校別かレベル別か、③補習などをしてくれるか、などです。

 ①の講師については、やはりプロの講師がよいと思います。大学生などのアルバイトとは経験において差がありますし、よいと思える学生講師に出会っても(大学のテストやサークル、就職活動があるので)、ずっと担当してくれるとは限りません。すべての授業をプロが担当しているかチェックしてください。チラシなどで何も書いていないときはアルバイトの可能性が高いようです。

 ②については、定期テストの前などに学校別になることが多いようです。学校の範囲にあわせて対策をおこなうのですが、いろいろなレベルの子が混ざるので、授業についていけない場合と、授業が簡単すぎる場合があり得ます。対してレベル別の場合はそういうことは起きにくいですが、ひとクラスの人数が多い場合は、自分にあった進度、内容になっているか体験などで確かめてください。

 ③については、わからないことがあってもそのままになってしまわないか、ということです。個別指導ならどこでつまづいているか教師が気づきますが、集団だと生徒が自分から言わなければ気づかれなかったり、質問がしにくかったり、時間がなかったりします。個人の質問がしやすい環境であるか、補習などをしてくれるか(欠席した場合などにも)、をチェックしてください。

 

●個別指導の塾

 個別指導は①時間が選べる、②自分の学力にあわせて効率よく学べる、③ほとんどアルバイトの講師が担当する、④費用が高い、という特徴があります。

 ①については、部活などが忙しい時期には便利です。しかし担当の先生が変わってしまうことはあるようです。

 ②は、個別指導のいちばんのメリットです。特に苦手な科目がある場合などには、基本にもどって自分のペースで学べるので助かります。しかしまわりに刺激しあえる仲間がいないことはデメリットとなりえます。

 ③が、個別を選ぶときに注意すべき点です。アルバイトの学生にも優秀な人はいますし、子どもにあった先生に当たれば楽しく学べるでしょう。しかしその逆もありえます。いい先生に出会えたとして、その先生がずっと担当してくれるかは分かりません。先生の当たりはずれが比較的大きいのが個別です。

 ④は、一見チラシなどでは月額(中3)20000円~28000円ほどと、それほど高くないようにも見えますが、1回の授業は90分ほどなので、週に2回でも180分(3時間)です。都立を受験する場合は5科目の勉強が必要になりますから、週に3時間では足りません。よって授業を増やすことになりますが、その場合の費用をあらかじめ計算にいれておく必要があります。成績アップを保証している塾のなかには、週に○回以上の授業をとらなければ返金はしない、という条件をつけているところもあるようなので、ご注意ください。

(☆ちなみにティニータイニーの中3生は週に8時間弱、入試前は10時間+テストの授業時間を確保しています。)


●その他の費用

一見、授業料が安そうに見えても、教材費(半年で50000円以上というところもあります)や講習費(中1、中2のうちから春、夏、冬に講習があり、必修であることも多いです)が高額であることもありますので、確認してください。

 

●ティニータイニーは?

 定員10名以下の少人数制、授業は20年以上の経験をもつ塾長がすべて責任者となり、補習や質問は追加費用なしで可能、教材費や講習費も他に比べて低くおさえています。なので、個別指導と集団授業の良いところをほぼカバーしていると考えます。ぜひ体験授業をうけてみてください!